APIプロトコルは全部URLが必要?RESTからMQTTまで徹底解説!
この記事では、APIプロトコルがURLを必要とするかどうかを解明し、その理由を通信モデルに基づいて説明し、 EchoAPIを効率的なマルチプロトコルAPIデバッグツールとして紹介します。
API(アプリケーションプログラミングインターフェース)は、現代のソフトウェア世界で言うところの「接着剤」。でも、開発者なら一度は思うはず。
「APIって全部URL使うの??」
URLってまるで万能ナイフみたいな存在。ウェブページを開く時も、REST APIを叩く時も、GraphQLでPOST送る時も、結局URLが登場。でも、本当に全部のAPIプロトコルがURLを使ってるの?
結論から言うと:使ってないものもあるんです。
中には「リソースを特定するため」じゃなくて、「イベントを流す」「メッセージを交換する」「リアルタイム通信する」ためのプロトコルもあって、そういうのはそもそもURLがいらないんですよね。
今日はその謎をズバッと解明しましょう。
どのAPIはURL必須?どのAPIは要らない?その理由は?
URLって何?なんでみんな当たり前みたいに使うの?
URL(ユニフォーム・リソース・ロケーター)は、ネット上の住所みたいなもの。
ざっくり構造はこう:
scheme://host:port/path?query#fragment
例えば、
https://api.myapp.jp/users?id=42
HTTP系のAPIではURLがまるで「宝の地図」の役割。
https
→ どうやって行くか(通信プロトコル)api.myapp.jp
→ サーバーの住所/users
→ 取りたいリソース?id=42
→ 追加の情報(パラメータ)
だからみんな「リソースがあるならパスが必要 → パスにはURLが必須」って刷り込まれちゃってる。
でも、APIって全部リソース探しじゃないですから。
イベント配信やメッセージ交換、ライブストリーミングみたいなものはURL不要だったりします。
URLが必須なAPIプロトコルはどれ?
基本的にHTTPベース、もしくはURLが設計の中心のプロトコルたち。
1. REST API
- リソース中心(例:
/users/42
) - HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETE)使う
- URLは絶対必要
例:
GET https://api.myapp.jp/users/42
2. GraphQL
- HTTP上のクエリ言語
- 通常、固定の1つのURLエンドポイント(例:
/graphql
) - クエリはPOSTの本文で送る
例:
POST https://api.myapp.jp/graphql
3. gRPC(HTTP/2利用)
- 強型リモート呼び出し(protobuf使用)
- 接続はホストとポート指定、ルーティングはメソッド名ベース
- 接続時のURLは使う(例:
https://userservice.myapp.jp:5000
)
例:
https://userservice.myapp.jp:5000
4. SOAP / WSDL
- エンタープライズ界のベテランXMLプロトコル
- URLエンドポイントにPOSTリクエストを送る
例:
POST https://api.myapp.jp/soap/OrderService
5. WebSocket(初回接続のみURL)
- 双方向リアルタイム通信
- 接続開始の時だけURLが必要(例:
ws://chat.myapp.jp/socket
) - 接続後はイベントのやりとりなのでURL不要
例:
ws://chat.myapp.jp/socket
URL不要のAPIプロトコルって何?なんで使わないの?
これらは「リソースの位置を特定する」ってより「メッセージ交換やイベント配信」が目的なので、URLの出番なし。
1. MQTT(軽量メッセージプロトコル)
- Pub/Subモデル、IoT機器のセンサーがよく使う
- URLは使わず「トピック」という名前空間でやりとり
例:
home/livingroom/temperature
- スマートホームやリアルタイムセンサーデータにぴったり
なぜURL不要?
「チャンネルに登録して受け取る」だけで、リソースを探すわけじゃないから。
2. AMQP(RabbitMQなど)
- メッセージは「エクスチェンジ→キュー→コンシューマ」でルーティング
- URLは無い、代わりにキュー名やルーティングキーで管理
企業のメッセージバスや注文処理に大活躍。
なぜURL不要?
「正しいキューに届ける」のが目的であって、特定リソースの取得じゃない。
3. Kafka(イベントストリーミング)
- Pub/Subストリーミングプラットフォーム
- 「トピック」でイベントを分ける
- URLは全く関係なし
ログ集約やイベントドリブン設計に使われる。
なぜURL不要?
Kafkaには「リソース」という概念がなく、ひたすらイベントの流れを扱う。
4. CoAP(制約環境向けプロトコル)
- REST風だがIoT向けでUDP使う
- 標準的なURLは使わないことも多い
- 簡易URLやデバイスIDでアクセス
5. TCP/UDPソケット(生の通信)
- IPとポート指定だけ
- URLは不要
- プロトコルも自作可能
まとめ:URLいる?いらない?
プロトコル | 通信モデル | URL使用? | ポイント |
---|---|---|---|
REST | リクエスト-レスポンス | ○ | リソース指向 |
GraphQL | リクエスト-レスポンス | ○ | 固定エンドポイント |
gRPC | リクエスト-レスポンス | ○* | 接続にURL使うだけ |
SOAP/WSDL | リクエスト-レスポンス | ○ | XMLベース |
WebSocket | 双方向通信 | ○* | 接続時のみURL必要 |
MQTT | Pub/Sub | × | トピックベース通信 |
AMQP | キュー・ルーティング | × | キューとルーティングキー |
Kafka | イベントストリーミング | × | イベントの流れ |
CoAP | IoT REST風 | △ | 簡易URLやIDベース |
TCP/UDPソケット | 生通信 | × | カスタムプロトコル |
「○」は接続時にURLを使うけどメッセージには使わない意味。
URLを無理やり使うな!正しいプロトコルを選ぼう
API設計で大事なのは、
- リソースを扱うなら → URL使う
- イベントやメッセージの流れなら → URLは不要
無理にURLにこだわってプロトコルをねじ込むと、後で爆発しますよ。
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WebSocketのリアルタイム送受信も、
gRPCのprotoアップロードでリクエスト自動生成も、
GraphQLのスキーマ解析とインテリセンスもバッチリ。
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GET、POST、PATCH、DELETE、OPTIONSはもちろん、
マニアックなCOPY、LOCK、PURGEも動く。
4. 認証設定もUIでカンタン
トークンやOAuth、カスタムヘッダーもスクリプト不要。
5. リクエスト保存と自動テスト
保存して使い回し、ワンクリックで再テスト。
APIドキュメントも自動生成。開発効率アップ確実。
総括
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マルチプロトコル対応は単なる飾りじゃなく、現場のニーズをちゃんと理解している証拠。
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