JSONスキーマテンプレートでAPIペイロードを標準化する方法
API のペイロードの不整合でインテグレーションが混沌としていませんか?JSON スキーマテンプレートと EchoAPI を活用して、API レスポンスを標準化し、インテグレーション効率を向上させ、チームの生産性を高めましょう。
君もAPI叩いてる?JSONと戦ってる?仕様で口論したことある?
エンジニアならきっと、JSONに心を折られたことがある。しかも一度じゃない。何度も。ええ、何度もです。
始まりはいつも静かだ。
Postmanを開き、セブンで買った缶コーヒーをひと口。
「さて、Sendっと……」
「……ん?data
がdatas
になってる??誰だよ複数形教えたやつ」
「pageSize
?うちのプロジェクトはlimit
統一って言ったよね?」
「え、これ成功レスポンスでnull
返してるけど!?マジで!?」
ようこそ、インテグレーション地獄へ。
人口:君、混乱するチームメイト、そして今死んだ君の忍耐。
しかも一番厄介なのは、APIのロジックじゃない。
レスポンスの形(payload shape)が戦犯なんだよ。
そして、絶望の中で君はそっとこうつぶやく。
「……てか、うちのAPIってスキーマあるんだっけ?」
あるんだよ。
ただ、誰も書いてないだけ。
そして、もっと最悪なのは——誰も使い回してない。
スキーマ。それは最初のAPIから君を悩ませてきた亡霊。
JSON Schemaとは何か?それはAPI界のパスポート&保安検査場みたいなもの。
チームにこう伝える役目がある:
- 何のデータが来るのか
- どんな型が許されるのか
- 必須項目とオプションは何か
さらに、ドキュメントを自動生成したり、テストデータを用意したり、Mock APIも作れる。
本来なら、最高の相棒になるべき存在。
でも現場では?
スキーマはまるで誰も開けたくない謎の引き出し。
心当たりあるだろ?
- みんな毎回同じ構造を再定義
- バックエンドが無言で仕様変更
- フロントは勝手に“察する”
- QAが「レスポンス不一致」でJiraに47件チケット投下
あるあるすぎて、笑えない。
この悪循環を、ここらで断ち切ろう。
一度定義すれば、永遠に使いまわせるスキーマ、そしてEchoAPIという頼れる相棒の話をしよう。
スキーマは人生。再定義地獄から君を救うリスト
以下はAPI界の常連メンバー。再利用スコア付きでご紹介:
スキーマタイプ | 例 | 再利用スコア |
---|---|---|
API共通レスポンス | { code, message, data } |
⭐⭐⭐⭐⭐ |
ページネーション | { items, page, pageSize, total } |
⭐⭐⭐⭐ |
エンティティ(共通モデル) | User , Product , Order , Invoice |
⭐⭐⭐⭐ |
フィールド断片(フラグメント) | id , createdAt , status |
⭐⭐⭐ |
リクエストペイロード | ログインフォーム、検索条件など | ⭐⭐ |
定義しなければ、野に放たれたJSONは突然変異を起こす。
定義すれば、統一された美しい世界が広がる。
1. API共通レスポンス:みんな使ってるけど、誰も明文化してない
{
"code": 0,
"message": "OK",
"data": {}
}
これはまるでAPI界の白ごはん。
どのエンドポイントでも出てくる。でも、繰り返すと味気ない。
この構造、27ファイルにコピペする前に、スキーマにしよう:
{
"type": "object",
"properties": {
"code": { "type": "integer" },
"message": { "type": "string" },
"data": {}
},
"required": ["code", "message", "data"]
}
EchoAPIではこれを BaseResponse
に登録。
他のレスポンス?それを拡張すればいいだけ。
もう200レスポンスでdata: null
なんて驚き、ないから。
2. ページネーション:API界の肉体労働者
商品一覧、検索結果、コメント一覧、管理画面。
どこにでもいるのが、こいつ:
{
"items": [],
"page": 1,
"pageSize": 20,
"total": 182
}
でもチームによって違うんだ。limit
, perPage
, totalCount
……誰か統一してくれ!!
これが正義:
{
"type": "object",
"properties": {
"items": {
"type": "array",
"items": {}
},
"page": { "type": "integer" },
"pageSize": { "type": "integer" },
"total": { "type": "integer" }
},
"required": ["items", "page", "pageSize", "total"]
}
EchoAPIではこれをテンプレート化して Paginated<T>
にする。items
の中身を User
とかにすれば、即完成。
AIより賢く、幻覚も見ない。
3. エンティティモデル:見慣れすぎて顔も見たくない
{
"id": 1,
"username": "alice",
"email": "alice@example.com",
"role": "admin"
}
これ、9箇所で使ってたら?
誰かが role
を userRole
に変えた瞬間——
9つのエンドポイントが爆発。怒号飛び交うSlackチャンネル。
解決策?「繰り返すな。再利用せよ。」
{
"type": "object",
"properties": {
"id": { "type": "integer" },
"username": { "type": "string" },
"email": { "type": "string", "format": "email" },
"role": { "type": "string", "enum": ["admin", "user", "guest"] }
},
"required": ["id", "username"]
}
これを UserSchema
として保存。ログイン、会員登録、ユーザー一覧、全部これでOK。
変更は1箇所、EchoAPIが全部反映。
もはや脳みそ付き契約書。
4. フィールドフラグメント:小さな部品、大きな力
id
, createdAt
, updatedAt
, status
毎回書くの、正直だるい。
なら分割しよう。レゴブロックのように:
{
"createdAt": {
"type": "string",
"format": "date-time",
"description": "作成日時"
}
}
これを User
, Product
, Invoice
などに組み込むだけ。
部品として再利用できるから、管理も楽。
エンジニア心をくすぐる、「クリックして組み立て」な体験。
EchoAPI:JSONスキーマ界の建築士 & セラピスト
手書きのスキーマ?それは、説明書のないIKEA家具の組み立て。
でもEchoAPIなら:
JSONやSQLからインポート
既存レスポンスを数分で構造化スキーマに!
レガシーAPIや謎仕様のDB、全部コピペでOK。タイプ付きに変換してくれるから、ドキュメント化も一発。

ドラッグ&ドロップでスキーマ作成
UIで設計、JSONは勝手に生成。
直感的な画面で設計できるから、JSONの構文ミスとはおさらば。

AIによるスキーマ強化
EchoAPIはただのバリデータじゃない。
説明文を補完し、例を自動生成し、誰が見てもわかるスキーマに変えてくれる。
まさに補助輪付きのスキーマ設計。

モジュール&再利用可能なスキーマ
部品化したスキーマで一括管理!
User、Product、Paginated など、一度定義すれば全プロジェクトで使える。
一か所変えれば全部に反映。夢のような同期。

VSCodeプラグイン対応
エディタの外に出る必要なし。
リアルタイムでスキーマをプレビュー&編集。
チーム全体と連携しながら、IDEの中で完結。
それはまるで、NotionのようなAPI管理。
Figmaのようなスキーマ設計。
そして——Jiraで唯一、開くのが楽しいチケット。
スキーマを使えば、夜もぐっすり眠れる
- JSON Schemaはデータ契約。 Slackで口論するくらいなら、スキーマ見せよう。
- 再利用スキーマは工数削減の神。 コピペ地獄からの脱出。
- EchoAPIは、手書きスキーマを美しく、共同作業可能な設計図に変える。
- 仕様争いは終わる。 だって、みんな同じスキーマ見てるから。
スキーマなしでAPIを書くのは、ゼリーの上にビル建てるようなもの。
毎回同じ構造を再定義するのは、おばあちゃんがりんご1個のために毎回買い物リストを新しく書くようなもん。
だから——未来の自分のために。
EchoAPIを開こう。
君の構造、スキーマ化しよう。
混沌に秩序を。
そして——もうdata
とdatas
で揉めるの、やめよう。
EchoAPIで作ったプロジェクトは、ただ「動く」だけじゃない。
整ってるんだよ。
スキーマがビシッと立てば、コードはグングン走る。