EchoAPIでひどいAPIドキュメントを修復する方法

EchoAPI はグチャグチャのエンドポイントを書き換えず、たった一ステップで自己完結するドキュメントに変えます。

注意:これは「最悪のAPIドキュメント」を作り、チームを混乱と絶望に叩き込むためのガイドです。
本当に良いドキュメントを作りたい方は、絶対に真似しないでください。

APIドキュメントを書くのが大好き!なんて人、見たことありますか?

おそらく、いないでしょう。

書くのは面倒だし、書いても誰も読まない。読まれても、すぐに古くなる。しかも書いた人に「責任者」マークが付き、仕様変更のたびに地獄がやってきます。

でも、もしあなたがそんな状況を「さらに悪化させたい」と思ったなら――
この7ステップで完璧です。
あとは、混乱に満ちた未来を眺めるだけ。

ステップ1:すべての標準を拒絶し、「Word + Excel」で突き進め!

Swagger?OpenAPI?JSON Schema?
そんな新しいもの、不要です!

ここはあえて、伝統と混沌の「Excelスクショ→Word貼り付け」スタイルを復活させましょう。

実際に存在した伝説のドキュメント:

  • Excelに列だけ羅列、説明は一切なし
  • パラメータの名称がページごとに異なる(例:userIduseriduidが混在)
  • 更新履歴なし、バージョンも謎
  • 画像がぼやけていて拡大しても読めない

結果どうなるか?

フロントエンド開発者:謎解きゲーム開始
QAエンジニア:仕様が読めず、テストケースが書けない
チーム全体:しーんとしたままSlackに漂う「これ、誰が書いたんだっけ…?」

ステップ2:CRUDをすべてGETで統一せよ!

HTTPメソッドの原則なんて忘れましょう。

更新も削除も、全部GETでやってしまえば簡単です!

GET /updateUserName?userId=123&newName=山田太郎

なぜこれが地獄かというと:

  • GETはキャッシュされる → 古い結果が返ってきてバグる
  • そもそもGETに副作用ある処理を入れるのはHTTP違反
  • CDNやブラウザが勝手に挙動を変えることがある(予測不能)

つまり、こうなる:

「あれ、更新されない…」
「キャッシュされてるからですね」
「でもPOSTじゃないの?」
「すべてGETに統一したほうが簡単かなって」

ステップ3:エンドポイント命名を混乱の迷宮に

一貫性?いらない。好きな名前を好きなときにつければいいのです。

/getUserList  
/userlist  
/allUsers  
/fetch_users  
/getUsreList(タイポ最高)

これで、チームの会話はこうなります:

Aさん:「/userlistってドキュメントにあるけど、空っぽしか返ってこない」
Bさん:「それ、/allUsersのほうじゃない?」
Cさん:「そもそも、どのドキュメントが最新版だっけ?」

仕様を読む前に、まずAPIを探す冒険が始まります。

ステップ4:すべてのパラメータをBodyに詰め込め!

クエリパラメータ?パスパラメータ?細かいこと気にせず、POSTのBodyに全部まとめて渡しましょう!

POST /getTickets
{
  "page": 1,
  "pageSize": 50,
  "status": "open"
}

なぜまずいのか?

  • ブラウザのURLバーから直接テストできない
  • CDNでのキャッシュも効かない
  • ログにはエンドポイントしか出ないのでトラブルシューティング困難

ステップ5:エラーでも200 OK!すべてJSONの中に隠そう

APIが失敗したら?
でもHTTPステータスは200で返せば問題ない!

{
  "code": 401,
  "message": "認証に失敗しました"
}

その結果、監視ツールはこう認識します:

「うん、サーバーは正常動作中だな(錯乱)」

自動テストも壊れ、ログ分析も混乱、クライアントはレスポンスのcodeを見て条件分岐する羽目に。

ステップ6:レスポンス形式を日替わりに!

JSON?飽きた!CSVやXMLも入れて、多様性のあるAPIにしましょう!

GET /users.csv
Content-Type: text/csv

id,name,salary
1,田中,$3000
2,鈴木,$2800
  • JSONを扱うためのコード + CSVをパースするコード + XMLの処理も追加で必要
  • 通貨記号付きで返ってくる → 数値に変換できずテスト失敗
  • フロントはパーサー地獄、テスト担当は型推論パズルに突入

ボーナスステップ:ドキュメント?書かない、更新しない、URLだけ貼る!

「仕様はソース見て」
「Slackの過去ログに書いたよ」
「メールにPDF添付したと思う」

これが積み重なった結果、誰もAPIの仕様を正確に理解していません。

まとめ:最悪なAPIドキュメントの特徴

問題 結果
ドキュメントが不在 or スクラップ 仕様の確認に時間がかかる
HTTPメソッドの誤用 意図しないバグ・キャッシュトラブル
一貫性のない命名 エンドポイントの探索に時間を浪費
パラメータがすべてBody ログが読めない・デバッグ困難
常にHTTP 200 障害検知・モニタリングが無意味に
レスポンス形式が統一されない クライアント側の実装コスト激増

でも、もうこんな思いをしたくないなら? EchoAPI があります。

APIドキュメントは「後回しにされがち」ですが、実は開発効率・品質・チームの信頼感に直結する超重要なパーツです。

EchoAPIは、そんな面倒をすべて解決する開発者向けのAPI管理ツールです。

EchoAPIでできること

✅ ドラッグ&ドロップで設計・編集
✅ コードとドキュメントの自動同期
✅ モックAPIの自動生成 → 並行開発が可能
✅ 認証・ファイルアップロードの挙動も一目で明確
✅ ステータスごとのレスポンスを一括管理
✅ HTML / PDF / Swagger形式でエクスポート可能
✅ 差分比較・バージョン管理で変更追跡もバッチリ

EchoAPIは、こんな人におすすめ!

  • 「APIの仕様書、どこいった…」と毎回探している開発者
  • 仕様のすれ違いでテストが全滅した経験があるQAエンジニア
  • 開発スピードと品質を両立させたいマネージャー

EchoAPIで、API開発は「面倒」から「武器」になる

もうSlackで「このAPI、何返してくるの?」と聞かなくてもいい。
テストも、実装も、説明も、ドキュメントが全てを語ってくれます。

APIドキュメントの未来へ、ようこそ。